群を抜いた生産量は日本一
広島の地では、およそ400年も昔から牡蠣の養殖が行われてきました。先人の知恵を今に伝え、養殖技術に磨きをかけた牡蠣の生産量は、広島県だけで全国の60%ほどを占めています。この数字は、群を抜いた日本一の生産量を物語っています。これほどの生産量を支えるのは、養殖環境が優れいていることはもちろん、多くの生産者が切磋琢磨して日々の努力を惜しまないからに他ありません。そして、それが全国で食される広島の牡蠣へと繋がっています。
山から海へ、自然が作る牡蠣の育成環境
広島県北には中国地方を横断するほどの山々(中国山地)があり、そこでは牡蠣の餌の元となる栄養分が多く存在しています。一級河川の太田川は、ここから牡蠣養殖で盛んな広島湾に注ぎ込まれており、毎日「牡蠣の栄養分」を運んでいます。さらに、広島湾は数多くの島に囲まれた閉鎖海域のため、牡蠣の餌が枯れることなく常に豊富に存在しています。このように、世界でも有数の恵まれた自然環境で育ったのが広島牡蠣です。